ブルーレヴズの現在地:初のホスト開幕を前に
今年は夏の暑さが長く続いたせいであっという間に秋が過ぎ去り、朝晩が冷え込みだして長袖のトレーニングシャツを着るようになったと思ったら、開幕がすぐそこに近づいてきました。
そしてnoteにも帰ってきました。
「選手が綴る〜日野剛志がみるブルーレヴズ〜」
どうも、日野剛志です。
過去2シーズンに渡って、日野剛志が見て感じたブルーレヴズを発信してきました。ありがたいことに今シーズンも継続してもらえることになりました。これは皆さんが押してくれる♡のおかげです。感謝。
今シーズンもブルーレヴズの内側を少しでもお伝えできればと考えていますのでお楽しみに!!
レヴズの現在地
今シーズンのレヴズはどうなんだ?!と気になってる方も多いと思います。
昨年はラグビーW杯後に突貫工事でそのまま開幕した我々でしたが、今年は夏からプレシーズンをスタート、チームとしてじっくりと力を積み上げてきており、11月には過去最高レベルの厳しい合宿を経て順調にきています。
何がどう順調なのかというと大きく2点あると思っていて、
①若手選手の成長と競争
②2シーズン目の戦術・戦い方の浸透
が挙げられます。
①若手選手の成長と競争
まず1点目、若手選手たちは7月に集合してから今日まで、ずっと激しい練習をこなしてきました。(年齢などにより合流時期が分けられており、若手選手が1番最初にスタートしました)
FWは3日間のスクラム合宿を敢行し、バスに乗って他チームのグラウンドを訪ねてはスクラムだけを組む武者修行を行いました。移動の疲れもある中で慣れない環境で普段と違う相手と組めるのは、試合の経験が浅い若手選手にとって貴重な経験となりました。そうやってタフさとハングリーさを持って強くなった若手と組んだ時、強くなってて正直びっくりしたのと、「これは自分ももっと頑張らないといけないな」とプレッシャーを感じました。若手の成長にベテランが感化されてそれが競争となり、相乗効果でチーム全体が力強くなった自信があります。
そして、そんな激しいトレーニングをしながらも大きな怪我人が少ないのも今年の特徴で、さらに競争を高めています。
②2シーズン目の戦術・戦い方の浸透
藤井監督が来られて2シーズン目、レヴズの従来の強みであるセットプレーは活かしつつ、スキルを使いながら果敢に攻めるラグビーというものを示してもらえているので、それがチームのマインドとして浸透しつつあります。
さらに今シーズンは、合宿にジェイミー・ジョセフ氏を招いて細かな攻撃の戦術を落とし込んでもらったことで、チームとして一人一人の役割をより明確にすることできました。結果として判断に迷いがなくなり、トライを取るために全員で同じ方向・考えを持てることが増えてきているなと実感しています。間違っていれば選手同士で指摘し修正できる場面が増えてきているのも、チームとして成長を感じています。
(合宿でジェイミーに久しぶりに会ったときは色んな記憶を思い出して冷や汗をかきましたが…)
初めてのホストゲームでの開幕戦!!
リーグ開幕節をホストで行えるのはレヴズになって初めてのことです。
しかも相手は去年敗れたコベルコ神戸スティーラーズ。
開幕前というのはワクワクと緊張が入り混じって不思議な感覚になります。
その中でも我々は、誰が出ても戦える準備はできています。なぜなら、どのチームよりハードワークを積み上げてきた自信と、一緒に乗り越えてきたチームの結束があるから。
今年のレヴズは上位を狙えるなと思わせる試合を必ず。
これを読んでる皆さんにもぜひ開幕戦に来ていただき、一緒に戦ってもらいたいです!!
一緒に非日常空間を楽しんで勝利し、ヤマハスタジアムで歓喜を迎えましょう!
12月21日はヤマハスタジアムでお待ちしています!
そして!
今シーズンはヤマハスタジアムに「ひのたけぱん食堂」を出店します!
ひのたけぱんに加えて、開幕戦は ”ぎょうざどっぐ” を販売します。
試合によってメニューも変えていきたいと思っているので、シーズンを通じて楽しんでもらえたら嬉しいです!
普段はネットでしか買えないグッズも販売予定ですので、ぜひお立ち寄りください!
日野剛志(ひのたけし) Takeshi Hino
静岡ブルーレヴズ(SHIZUOKA BlueRevs)所属のラグビー選手。ポジションは:HO(フッカー)。身長172cm、体重98kg。あだ名は「ひのちゃん」「たけし」「ヒノタケ」。日本代表キャップは5(2022年6月時点)。1990年1月20日生まれの33歳、4歳からラグビーを始め、福岡県立筑紫高等学校ラグビー部を卒業後、同志社大学ラグビー部に進学する。大学を卒業する2012年に、ヤマハ発動機㈱に入社し、同ラグビー部の「ヤマハ発動機ジュビロ」にてトップリーガーとしてプレー。サンウルブズやフランスTOP14トゥールーズなど海外リーグでのプレーも経験し、今に至る。2022年5月には、日本ラグビーフットボール選手会の会長にも就任。選手目線からラグビー界を盛り上げていこうと意欲的に活動している。チャーミングな笑顔と温かさで多くのファンを惹きつけており、選手だけでなくファンをとても大切にする紳士な性格。