レヴシャツ2.0誕生秘話!【5月5日(日祝)最終戦来場者プレゼント先着12,000名にプレゼント!】
みなさま、こんにちは。
日頃より静岡ブルーレヴズへのあたたかいご支援・ご声援をいただきまして誠にありがとうございます。
静岡ブルーレヴズのクリエイティブを担当している、平野 です。
表に出たくない、と言いながら半年経たずの再度登板(オーセンティックジャージ秘話)、どの口が?!と自分でも思いますが、伝えたいことはたくさんある!ということで、再び筆を取らせていただきました。
今回は、5月5日(日祝)にヤマハスタジアムで開催するリーグ最終戦で配布させていただく レヴシャツ2.0 について、裏側をお話させていただければと思います。
前置き-初代レヴシャツ
昨シーズンの最終戦、満員のスタジアムを実現すべく、ご来場先着1万名様に配布させていただきました初代レヴシャツ、大変にご好評いただきまして、本当に本当に多くの方が(レヴニスタのみならず、ホストゲームに出店してくださる市町ブースでも職員さんがお揃いで着てくださったり!)いろいろな場所で今の今まで着用してくださっています。
採用された初代レヴシャツのデザインをしている時に、デザインで達成したい目標を立てました。
レヴニスタが、その日来場された皆様が喜んでくださるものを
これはもう言うまでもなく、大前提です!
無料だから貰っておこうではなく、欲しいと思ってもらえるものを。
欲しいから行きたいと思うこと、ブルーレヴズの試合に行ったこと・レヴニスタであることが誇らしく思えるものであること。その日着て終わりではなく、また着たいと思えるデザインであること
多くの方に長くたくさん着ていただくこと=ご協賛いただいたパートナー様の企業ロゴの露出機会が増えるということ。
ラグビーは他スポーツに比べ試合数も少ないため、着用したいという気持ちを生めるか生めないかが、協賛価値に直結します。
この領域は、デザイナーがビジネスとして明確に影響を出せるところで、協賛価値を高めれば高めるほど静岡ブルーレヴズの来場者プレゼントへの協賛価値が高まり、企業様にさらなるご協賛がいただけ、レヴニスタの皆様によりよいもの、より多くのものをお届けできるようになります。
この良い流れを作るために、デザインは非常に重要な役割を担います。(プレッシャー大です)ご協賛いただいたおかげで実施できている来場者プレゼント、そのご協賛企業様のロゴをデザインにマッチさせる。
企業ロゴがなければいいのにね…という言葉が出ないようなデザインを開発すること。
REVSニットキャップ・レヴマフはワッペンという形で制作できる制作会社とご縁があったことで、非常に良い形で共存することができました。
しかしシャツとなると、全て昇華印刷で表現しないとならず、新しい表現手法を考えなければなりません。
1,2につきましては、概ね目標達成できたと思います。
皆様がたくさん着用してくださったからこそ、来場者プレゼントのデザインから派生でグッズ展開という新しい流れも生まれるに至りました。(おそろコーデができるこちらやこちらやこちら(一部終売))
しかし3についてはお声こそいただくこともなく、目標達成と言えなくはないものの、デザイナーとして自己評価するならば、純粋に達成できたとは言い難い。
単なる白ベタではなく、布地パッチの写真の上に企業ロゴを載せる策を講じ、一定の効果はあった部分はあれど、総柄に助けられた側面も大きく来年への大きな個人的な課題となりました。
2023-24シーズンは ”レヴシャツ2.0”
昨年からキャリーオーバーした課題
ご協賛企業様のロゴをデザインにマッチさせる。
社内でも新しいレヴシャツについてデザイン検討が始まり、どういった柄のものにするかなど会話が進む裏で、私は企業ロゴの表現方法で頭がいっぱい…今年はもう一歩踏み込み、企業ロゴがデザインで不可欠である、なければ成立しないくらいのところに持って行けないだろうか!
そんなことを考えながらリサーチを進めて、目についた ワークシャツ。
こ、これだー!
ワッペンがデザインで重要な役割を占め、むしろなければ成立しない。
ワークシャツは、ワッペンがオイルメーカーなどの企業ロゴの場合もある。
静岡ブルーレヴズの前身はヤマハ発動機ジュビロで、そもそも静岡県にはメーカーの工場も非常に多く、文脈的にもバッチリハマる。
新レヴシャツのデザイン案はワークシャツ風以外のデザインもありましたが、最終的に事業部全社員の投票にて現在のデザインになりました。
レヴシャツ2.0でも、もちろんデザイン側面の目標を設定しました。
企業ロゴがないとむしろ成立しない、物足りないよね。となるくらいのデザインを開発すること
レヴシャツを貰うこと自体を楽しみのゴールにしない
コーディネートを考えることも、試合観戦に行く楽しみの一つになるように
1については、ワークシャツというモチーフを見つけたこと、また近年刺繍が当たり前だった高校野球のユニフォームも昇華印刷化が進んで刺繍風に見える印刷が出ており、それをヒントにワッペンも実写素材を使うことで、新たな企業ロゴ表現を開拓できたと思います。
凹凸のない昇華印刷なので、写実的表現がまた新しい見え方を生むことを狙いました。
しかしこの表現も、ご協賛いただいた企業様のご理解がなければ実現できません。
ご協賛に加え、こういった取り組みへのご理解、改めて御礼申し上げます。
2については、一つの来場プレゼントで楽しんでいただける期間を長くしたかったという狙いがあります。
そのために、コーディネートという切り口をレヴマフの時から再考しました。
レヴマフの時も各種発信でコーディネートという言葉は使っていましたが、レヴズニット帽とコーディネートできる。という固定の組み合わせでの話。(レヴズニット帽とレヴマフのポンポンニットコーデが溢れるヤマハスタジアムの景色、大好きです!)
今回のコーディネートは、皆さんに自由にコーディネートを楽しんでいただきたい、同じコーディネートという言葉を使っていても目指すところは異なります。
試合に行く前から、レヴシャツ2.0を貰ったら、手持ちのグッズとどうコーディネートをしよう?新グッズのアレと組み合わせたらカワイイかも!と想像し、試合の日までぜひワクワクしていただきたいと思います。
上記がそのまま目標3にもつながるわけですが、レヴシャツ2.0が社内投票でワークシャツに決まった時、この時はまだボディカラーが白と青、候補が残っていました。
やはりチームカラーのものを配るべきではないか、あえて白で攻めるのがレヴズなのではないかと意見が割れる中、最終的に皆さんご存知の通り白となったことで、レヴズニット帽・レヴマフ(最終戦の頃は暑いかもですが)、そのほかの青いレヴズグッズがとても映えるようになり、組み合わせで楽しめる幅がぐんと広がりました!
コーディネート推し!
するからには、ファッションアイテムとしてなおのこと細かな部分にも拘らなければ!
デザインが決定したら、サンプル作成を依頼します。
以下のデザインは1stサンプル、まず社内でラガーマン体型の社員と女性社員にフィッティングを依頼し、プリントの位置やサイズ、その他を確認します。
プリントのサイズが全体的に大きい印象だったので、初代レヴシャツを参考にしながら企画担当薄隅・グッズ担当山本と共にサイズを検証し、修正指示にまとめます。
なお余談ではありますが、ラグビー選手はご存知の通り非常に体が大きく、一般的な体型に合わせてプリントサイズを決めるとラガーマン体型では小さくなってしまう現象があります。
一般的な体型に合わせるか、ラガーマン体型に合わせるか、悩んだ時はラガーマン体型に合わせるようにしています。
レヴニスタの皆様には時にグッズのプリントサイズ大きいな?という時があるかもしれませんが、選手体型に合わせているんだと選手に思いを馳せていただけましたら幸いです!
プリントサイズをおおよそ調整したら、ご協賛いただいた企業様のロゴの露出面積に差異が出ないよう、形状に合わせて面積を計算し、最終的なサイズを決めます。
修正指示内容が適切か、ミニチュアを作成し確認した後、本生産依頼をかけます。
手前味噌ですがここまで来場者プレゼントにこだわり、手を動かしているスポーツチームはあまりないのでは?と自負しております。
現在このレヴシャツ2.0は、皆様のお目にかかる5月5日(日祝)の最終戦に向けて鋭意生産中、最終戦コーデを想像・検討しながら、楽しみにお待ちいただけましたらと思います!
リーグ最終戦、たくさんの皆様のご来場を心よりお待ちしております!