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日本代表活動で想うこと

皆さんこんにちは。選手広報 日野剛志です。
お待ちかね「選手が綴るブルーレヴズ」2本目の投稿です。
前回では選手だからこそグラウンドの一番近いところからお伝えしたい!
なんて書きましたが現在、日本代表の欧州遠征中でヨーロッパにいます。
皆様よりも大久保グラウンドから遠いところから執筆しています。笑

まだ見てない方は最初の記事をまずチェックしてくださいね!


ということで

今回は日本代表活動で感じたことを書きます!

現在、日本代表の欧州遠征に参加しており自分自身、夏の代表活動を経ての秋の代表活動ですが実は秋の遠征に参加するのは2017年以来5年ぶりです。
その時から一線で活躍し続ける選手達(本当にリスペクト)も多く残っていますが、今回参加して感じたのは2019年のW杯以降に選出された若い世代の選手達が多いということ、そして総じて選手としてのレベルが高いことです。
8月の終わりから合宿を重ねて、たくさんトレーニングをして試合をしてきましたがみんなタフでスキルフル。そして物怖じせずに堂々とプレーしている姿を見ると日本ラグビーの未来は明るいなと、選手という立場を忘れてファンの皆さんとつい同じ目線で思ったりすることもあります。

感心ばかりしてないでちゃんとラグビーしろと怒られそうですが、我が静岡ブルーレヴズからは同期の 大戸裕矢 選手と私の2名が参加。32歳のベテラン2人が若者に負けずにたくさん汗かいてます!!!まだまだ成長中です!!!
そんな大戸とよく話すのは

「もっとレヴズの選手が増えて欲しいよね!」

という話。他チームの選手達が集合場所にまとまってくるのをみるとちょっと寂しさを感じるし、何より静岡から遠征先に一緒に行く仲間が欲しいんです!笑

というのは半分冗談で、代表活動に参加するメリットがたくさんあると思うんです。レベルが高いトレーニングを行えるのはもちろん、他の選手のラグビーへの取り組み方や国と国の戦いの緊張感やプレッシャーなどの経験、自チーム以外の外の景色をみることで得られる知識や新しい考え方など…選手として成長できるチャンスがあると思いますし何より国を代表して戦う経験というのは何事にも変えられません。
そんな環境にレヴズの若い選手にも参加して体験してほしいという願いも込めての「もっとレヴズの選手が増えて欲しいよね」なんです。

これからのブルーレヴズを担う選手達

前述の通り日本代表にはたくさんの有望な若手選手達がいますが、私個人的な意見としては「将来代表になれるポテンシャルを秘めた選手達はレヴズにもいると思います」私自身も非常にお世話になったヤマハ発動機ジュビロ時代からの若手を叩き上げて育てる文化は今も健在ですし今年から主将の奥村翔選手は夏にNDSの合宿に参加していました。今のチームにはまだまだ表舞台には出てきてませんが楽しみな若手選手がたくさんいます。

昨季からリーグワンがスタートし、1選手としての肌感覚でも国内のラグビーのレベルは年々上がっていると感じます。つまりシーズンを通してリーグワンで活躍できる選手というのはインターナショナルに近い実力を持った選手と言えると思います。

現在ブルーレヴズ内でも激しいトレーニング、ポジション争いが行われていますがそれを勝ち抜き公式戦に出場し、なおかつ勝利に貢献するようなプレーを続ければ誰にでも可能性は開かれるのです。
来季はどんな新しい選手が出てくるんだ?!なんて考えながらプレシーズンマッチを見にきてもらえるとさらに楽しめると思います!!!

11/19(土)初の草薙(静岡市)開催!

11/26(土)プレシーズンのホスト最終戦!エコパ開催!

日本代表を応援している方はリーグワン全体で広く見てもらえるとかなり楽しめますね!全チームチェックするとなるといくら時間があっても足りなそうですが、、日本代表で気になった選手を追ってリーグワンも観に来てもらいたいですし、これから静岡県内でもプレシーズンマッチがあるのでぜひ観戦して将来有望な選手を開幕前に見つけに来てください!「○○選手が凄い」「シーズン開幕が楽しみ」といったラグビーの日常会話が増えたら選手冥利につきます。11月26日のエコパでの試合の時には帰国しているのでスタジアムで皆さんと久しぶりに会えるのを楽しみにしています!!!



次の投稿の時には日野剛志の第二の故郷フランス・トゥールーズについての話も書きたいなと思ってます。
次回もお楽しみに🇫🇷


日野剛志(ひのたけし) Takeshi Hino

静岡ブルーレヴズ(SHIZUOKA BlueRevs)所属のラグビー選手。ポジションは:HO(フッカー)。身長172cm、体重98kg。あだ名は「ひのちゃん」「たけし」「ヒノタケ」。日本代表キャップは5(2022年6月時点)。
1990年1月20日生まれの32歳、4歳からラグビーを始め、福岡県立筑紫高等学校ラグビー部を卒業後、同志社大学ラグビー部に進学する。大学を卒業する2012年に、ヤマハ発動機㈱に入社し、同ラグビー部の「ヤマハ発動機ジュビロ」にてトップリーガーとしてプレー。サンウルブズやフランスTOP14トゥールーズなど海外リーグでのプレーも経験し、今に至る。
2022年5月には、日本ラグビーフットボール選手会の会長にも就任。選手目線からラグビー界を盛り上げていこうと意欲的に活動している。
チャーミングな笑顔と温かさで多くのファンを惹きつけており、選手だけでなくファンをとても大切にする紳士な性格。